先輩からのメッセージ

一貫して学んだ「ものづくりのプロセス」をいかして

卒業生:藤井 忠幸

藤井 忠幸
平成21年度 材料・環境研究室 修士修了
新日本製鐵株式会社

現在は最初の業務として,連続鋳造設備の開発に役立てるため,流体解析ソフトFLUENTを用いて,タンディッシュ(連鋳機の設備の一つ)内溶鋼の熱流動解析を行っています.

私が金沢大学へ入学したのは,修士課程からでした.他大学からの進学でしたので,当初は授業や研究についていけるか大変不安でした.しかし,先生方や研究室の仲間のおかげで無事に卒業でき,第一希望の会社にも就職することが出来ました.

私が修士課程の研究で一番良かったと感じている点は,ものづくりのプロセスを一貫して学べたことであると思います.私が修士課程で携わった研究は,脳腫瘍摘出手術用マニピュレータの操作機構を開発するというものでした.そして偶然にもマニピュレータ開発のプロジェクトがスタートしたのは,私が入学した年からでした.つまり,何も知識がない状態で,脳外科手術の現状を調査する段階からのスタートでした.そして,医学部の先生方と何度もミーティングを重ねて,一つの製品を作り上げました.2年間の大学院生活は設計→製図→発注→加工→製作の繰り返しでした.そのため学会発表等の機会には恵まれませんでしたが,製品が出来上がるプロセスを,身をもって勉強できたと感じています.私は,この経験は材料系・機械系問わずに製造業全てに共通して役立つものであると確信しています.

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