金沢大学 理工研究域 機械工学系 環境科学研究室

金沢大学機械工学系

本研究室ではデシカント空調やバイオガスからのメタン濃縮など、吸着を応用した環境保全・省エネルギー技術の研究開発に取り組ん でいます。デシカント空 調は水蒸気吸着材(desiccant:デシカント=乾燥剤)を用いて湿度制御をおこなうもので、各種排熱や太陽熱の積極利用による空調の省エネル ギー化 と調湿による空調の高品質化を背景に注目される空調技術です。ゼロエネルギービル/ハウス(ZEB/ZEH)への貢献が大いに期待されます。また、デシカ ント空調は運転方法を変えれば蓄熱や昇温操作もできるため、次世代エネルギーネットワークの要素技術にもなり得ます。未利用のまま捨てられ続けている 膨大 な量の低温排熱を活用することは、一次エネルギー消費量と二酸化炭素排出量の削減に極めて有効です。
 熱エネルギーはガス分離にも利用できます。従来から温度スイング吸着というガス分離方法がありますが、私どもは100℃以下の 排熱を駆動源として排 ガス からの二酸化炭素分離・回収、バイオガスからのメタン精製に取り組んでいます。共存する水蒸気の影響をいかに小さくするかが課題です。